| 着る前のポイント|しまい方のポイント|保存のポイント|虫干しのポイント|

清潔な手で扱う
●きものは、とってもデリケート。手の脂や汚れがつかないように、事前に手を洗ってから取リ扱いましょう。着る時は髪や襟足も整えます。
前日にタンスから出す
●たたみじわや防虫剤の臭いをとるために、お召しになる1日前にきものを出し、直射日光の当たらない部屋で2〜3時間風を通します。
●しわがとれない時は、白いあて布をして裏から低温でアイロンをかけます。この時、箔をさけることが大切です。
●前もって、半衿をかけましょう。
着付けは衣裳敷などの上で
●きものの汚れを防ぐため、着付けは衣裳敷などを広げて行います。


風を通して汗や湿気をとる
●脱いですぐたたむと湿気が残り、シミ、カビ、色褪せの原因になります。着用後のきものは、ハンガー(できればきもの用)にかけ、風通しのよい部屋などで1〜2時間ほど陰干しし、汗や湿気を飛ばします。帯・長襦袢なども同様に扱いましょう。
ホコリを落とす
●きもの全体に柔らかくブラシをかけ、使わない絹のスカーフやビロードなどの布で軽くたたくようにしてホコリをおとします。袖を裏返し、たもとの中もチェックしましょう。
●箔や刺繍のあるところのホコリは丁寧に扱いましょう。決してこすってはいけません。
シミ・汚れをくまなくチェック
●衿、袖口、前身頃、裾回り、腰などは特に汚れやすいので、要チェック。シミや汚れを見つけたら、糸で印をつけ、原因をメモしておきましょう。
●汗などのシミは、水で絞ったタオルなどでよく拭き取った後、風を通します。しつこい汚れは専門家に任せるのが一番です。
半衿ははずして汚れをおとす
●ぬるま湯に中性洗剤をとかしてつけておき、たたくように洗います。
●タオルで水気を取って陰干しし、乾いたらアイロンをかけます。ただし、絹は縮むのでスチームは×。
シワにアイロンをかける
●シワの目立つ部分には、あて布をあててアイロンをかけます。軽くおさえるように、手早くかけましょう。


きちんとたたむ
●美しく保つために必要なのは、正しいたたみ方。折り目正しく、長方形になるようにきちんとたたみましょう。
●変色や箔落ちを防ぐため、刺繍や箔のあるものはその部分に白布や和紙をあてましょう。
湿気を避けて賢く収納
●きちんとたたんだら、和服用のたとう紙に包み、桐のタンスや衣裳箱に納めましょう。但し、ボール紙等の衣裳箱は湿気を吸いやすいので要注意。カビや縮みの原因になります。
●タンスや衣裳箱の底に白木綿を敷き、たがいちがいにきものを入れましょう。但し、5枚以上重ねると型くずれしやすくなるので、注意が必要です。
●きものと帯は別々にしまうのがベスト。どうしても一緒にしたいなら、きものの上に帯をのせましょう。
●きもの用ベルトなどゴムをつかった小物類は、化学変化で金箔・銀箔を黒くさせることがあるので、きものや帯と別に収納しましょう。
防虫剤・乾燥剤は1種類が原則
●シミや変色の原因になるので、防虫剤・乾燥剤は生地にあったものを1種だけ使いましょう。但し、シリカゲル(乾燥剤)は防虫剤と併用できます。
●防虫剤・乾燥剤は、きものや帯に直接ふれないようにタンスや衣裳箱の四隅に入れましょう。


虫干しは最低年2〜3回
●きものをカビや湿気から守るために欠かせないのが、虫干し。梅雨明け後7〜8月の土用干し、9〜10月の秋干し、そして1〜2月の寒干しと、理想は年3回です。2、3日晴天が続いた後の空気が乾燥している日を選んで行いましょう。
風通しのよいところで2、3時間
●きものをハンガー(できればきもの用)にかけ、直射日光の当たらない風通しのよいところで日中2、3時間、干しましょう。
●午前中から行い、午後3時ごろにはかたづけ始めるようにしましょう。
●シミやカビもチェックしましょう。
●タンスや衣裳箱も一緒に空気を通しましょう。 |